2009/04/20

歩き四国遍路 21日目

                  
平成19年4月23日(月) 天候雨のち曇り 歩行距離28km 民宿久百々泊

 朝から雨で、今までにないくらい朝から膝の調子が悪かった。そして腰痛もあり、歩き始めてすぐ母に遅れをとるが、歩くしかない。

 帰りは岬東側の県道27号線を歩く。家のほとんどない道を、遅れ遅れで歩く。母に「バスを使うか。」と言われるが、次のバスがいつ来るか分からないような田舎である。とにかく歩く。

 津呂という所にお接待所があり、コーヒーをご馳走になる。テントを張ったりできるようになっているそのお接待所には、たくさんの納め札が貼られている。こんなにたくさんの人が訪れたんだなと、感動する。
 再び歩いていると、反対方向から名古屋の男性が歩いて来る。このお遍路を始めたころ、母に歩き方を教えてもらっていたその男性は、足を痛め、高知県の手前の宍喰町で会って以来、2週間ぶりの再開である。車のお接待をうけたりしながら、なんとか歩いてきたとのことである。お札を交換し、お互いの無事を願い、別れた。

 以布利に入ると、遍路道から出てきた男性が、「この先に蝮がいる。」と教えてくれる。この男性も、以前焼山寺への遍路道で会ったことのある方で、その時足を痛めていて、それ以来の再開であった。

 最後に歩きたかった大岐海岸の砂浜を通り、午後2時過ぎに宿へ到着。荷物を置き、明日の行程を歩く。2時間後に女将さんが迎えに来てくれることになっていた。この時は、天気も良くなっていて、荷物がないせいか、結構気持ちよく歩くことができた。

ここまで来たぞ(^-^)

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