2010/05/27

平成22年修行の旅 その5

平成22年5月14日(金) 晴れ 第二十七番 神峯寺

7:30 宿坊出発 → 4.0km 8:30 吉良川町 → 12.0km 11:00 
中山峠 → 19.0km 13:10 道の駅田野駅屋 → 24.0km 14:10 
民宿きんしょう →  28.0km 15:30 第二十七番 神峯寺 → 32.0km
17:00 民宿きんしょう   歩行距離32.0km 56,532歩

 朝6時からのお勤めに合わせて起床。朝のお勤めは、高野山の宿坊以来。何も知らない私は、1人白装束ではなかった・・・。申し訳ありません、お大師様。
 椅子が少なかったので、若輩の自分が座るわけにもいかず、母には椅子に座ってもらう。
 皆で声を合わせての勤行、お坊さんからのお説教、気が引き締まった。

 朝食の時、昨日の夕食と同じ顔。今日はどのような行程か、話をする。山陰の女性は、バスを使いたいとのことで、もと来た道を下りることにしたよう。
 関西の女性は、靴が合わず、仕切り直しで出て来られたので、行ける所まで行きます、ということだった。

 宿坊での朝食を満喫して、準備を整え出発。すでに、ほとんどの方は出発していた・・・。

 この日は、前回私がクリアできなかった神峯寺まで歩くことが目標、そのために今回のお遍路にきたようなものだ。

          いつも頼りになる道しるべたち。

 しかし、出発に後れをとり、やや焦りモードで歩き始める。

 吉良川町では、急な山の斜面に枇杷畑を見ることができ、静かな町の中を歩いていると、古い街並みを楽しむことができる。
 途中で関東の男性に追いつかれ、枇杷を購入したらお接待にもらったから、お接待する、とたくさんいただく。感謝


        吉良川町にある、大正時代に建てられた郵便局。


 吉良川町の端の休憩所で、再び関東の男性と再開。枇杷を食べながら、一緒に休憩を取る。この方は腰が痛くて、ゆっくりと歩き、この日は奈半利に宿泊するとのことで、ここで別れることとなった。

 私たちは次の目標中山峠へ向かい歩き始める。母は、1、2日目は膝が痛くて私より遅れて歩いていたが、エアサロ+湿布によるクールダウンをすすめ、それが効いたのか、3日目からは順調に、ほぼ私と同じ速さで歩いていた。

 中山峠へ差し掛かり、遍路道がえらく綺麗にされている。上って行くと、お遍路マークのバッチをつけた男性が掃除をしている。中山峠保存協会の方らしい。「ありがとうございます。」と声を掛け、少し話をして上る。

        中山峠より。一番向こうの岬は金剛頂寺のある岬。


 中山峠には3年前と同じように、ベンチが横たわっている。座って、歩いてきた海岸線を眺めていると、宿坊で一緒だった関西の女性が上って来られた。バスを利用するために、金剛頂寺上ってきた道を下った山陰の女性について行ってしまい、結局国道をぐるっと歩いてきたとのことである。

 峠を下り、再び国道55号線へ。奈半利まで休まずに歩きたかったが、トイレ休憩が必要で、前回と同様ドライブインなぎさで昼食休憩を取る。なんていい場所にあるんだこの店は、思う。

 母が宿まであとどのくらいかかるのか、と聞かれ、9kmくらいだから2時間半弱かなと答える。12時過ぎているから、15時近くなるのか、と二人で更に焦り、出発する。

 自然に足が速くなる。宿まで55号線を行こうと、歩き始めるが、母がしっかりとついてくる。
 奈半利町に入り、計画段階では昼食地点にしていた道の駅に到着。そこで九州の男性と再開。今日は同じお宿である。





奈半利川を越え、宿へ急ぐ。
 トイレ休憩もほどほどに出発。この時ほど、私たち親子の歩調が揃っていたのは、初めてではないだろうか、と思うくらい時速5kmをともに歩いていた。3年前は雨の中、私がかなり遅れを取っていた・・・。

 民宿きんしょうに奇跡的の14:10到着。御夫婦が出迎えてくれた。荷物を置かせてもらい、必要なものだけ、小さなリュックを借りて出発。御主人に「この時間なら、ゆっくり行って帰って来れる。」と送り出された。あれ・・・、前回とは違う暖かさを感じる。

           いよいよ遍路道へ。


 そして神峯寺へ。ほとんどは車道を上るけれど、途中、途切れ途切れの遍路道を上る。ここはやはり、母を待つことになる。私自身、今回トレーニング一度だけ、3年前に比べて体力が落ちていると感じていた。

 まあ、時間は十分にあると、ゆっくり上る。上る途中で、下りてくる関西の女性と再開。今日は別宿。「お気をつけて。」と別れた。どこで追い越されたのだろう・・・。

 神峯寺には15:30に到着。「神峯の水」でお杖を洗い、喉を潤す。

         神峯寺の日本庭園と神峯の水。


 美しい日本庭園の間にある石段を上り、本堂へ。今回のお遍路最後の読経と思うと、ゆっくりじっくり唱えた。

 そして下りもゆっくり歩いたが、この時母の膝に異変が起こってしまった。かなりのペースダウン。
 ゆっくり、ゆっくり下りて、17時過ぎに到着。お宿の角に、御主人が出て待ってくれていた。

 夕食の時、なぜか先に神峯寺を打ち、宿に戻っていた福岡の男性、福岡の男性と自然に一緒に歩くようになった男性と私たち2人、そして女将さんと御主人とで話が盛り上がった。もちろんお遍路の事だが、男性二人は、私たちよりも5分10分遅れて宿に到着し、歩いて上ったが、帰りは「車道を下りた。」とのこと。つまりは、お連れの男性の足が辛かったので、タクシーで下山したようだ。それもお遍路。

 女将さん曰く、遍路宿を初めて7年目だという。60歳定年をを過ぎて御主人と始められ、初めは予約の電話を受けたが、結局泊まりに来ないという嫌がらせもあったそうだ。それでも、こうやって全国の人たちと知り合いになれるのが楽しい、と話しておおられた。

 お遍路同士、というか私たち親子が明日で区切り打ちが終わるので、二人の男性がそれぞれに、私たちへビールのお接待をしてくださった。返しに返しても仕方ないので、御礼と共に納札を渡した。ありがとうございました。 

2010/05/25

平成22年修行の旅 その4

平成22年5月13日(木) 第二十四番 最御崎寺~第二十六番 金剛頂寺

7:00宿出発 → 9.5km 9:30 三津通過 → 14.1km 12:00 御蔵洞

→  15.3km 13:00 第二十四番 最御崎寺 → 21.8km 15:00 
第二十五番 津照寺 → 25.6km 16:50 第二十六番 金剛頂寺
歩行距離25.6km 45,955歩



        歩き遍路の元気の源、朝ごはん。

 やさしい娘さん、お母さんの対応に感謝感謝のお宿だった。朝から記念撮影をお願いして、歩き遍路最後にお宿を出発。おにぎり+おやつのお接待を持たせてくださった。ありがとうございました。

 この3日間変わらない海岸線を歩き始める。太陽の光が海に反射して美しい。








夫婦岩を振り返る。                    

 夫婦岩を通り過ぎると、椎名という地域に入る。ここに新しいお遍路宿ができていた。この辺りは、お遍路宿空白地域なので穴場か。ロッジおざきさんや徳増さんをスルーして、ロッジ室戸岬までがんばると、高知でリタイアする歩きお遍路さんが多いと聞いた。

 三津でそろそろトイレ休憩を取りたかったけれど、ない。地元の方に尋ねると、漁港で貸してくれるのでは、と教えてくれた。少しだけUターンしてそこを尋ねると、使わしてくれた。感謝。

 そこから、そろそろ室戸青年大師像が見えないかと歩き始める。なかなか見えなかったが、見え始めたころ、3年前はなかった、海洋深層水を利用した入浴施設のあるシレスト室戸という所に到着した。

 ロッジおざきの娘さんから、「アトピーがあるなら海洋深層水の足湯があるので、寄ってみては。」と言われていたので、立ち寄った。

 足湯は外にあり無料ということで、タオルまで準備してくれている。ありがたくつからせてもらう。最高(^^)
 つかっているのは私たち二人だけで、11時も過ぎていたので、足湯をしながらお接待のお昼ごはんをいただいた。







御蔵洞。日焼け予防のため、覆面の私。

 足湯の後は、足も軽く?なり、青年大師の下を通り、御蔵洞に到着。


 室戸岬の石碑を通り過ぎると、最御崎寺への、上りの遍路道へ入る。上りきるとお大師様が出迎えてくださった。

 私は久し振りの読経だったためか、母の般若心経についていけなかったので、それぞれに読経を行う。久し振りの御朱印にも、気が引き締まった。

 最御崎寺からは車道を下ることになる。ここからの眺めは素晴らしい。
 3年前通しで歩いた時、室戸までの海岸線はもう歩きたくないと思ったけれど、室戸まで歩き、ここから、これから歩く道のりを眺めた時に、歩いて来て良かったと思った。そして、今回短いけれど、ここを歩くことができて良かった。(通しで歩くと徳島の遍路転がしがあるが、それを歩いていないからかもしれない・・・。)

 津照寺までの道中に、いくつかのお遍路宿あったが、少なくとも2つは営業していなさそうだった。私の持っている「四国遍路ひとり歩き同行二人」は2006年第7版なので、古くなっているのだろう。


 津照寺は急な階段のある札所。高台の本堂からは、次の札所金剛頂寺が近づいてきているのが分かる。ここの階段の下りは、慎重に下らなければ、結構危険。

 ここでは団体さんと遭遇するようになっているようで、納経所前で団体の方に「歩いているんですか。」と話しかけられる。「薬王寺から3日かけて歩いてきました。」と答えると、「私は無理だわ。」と言われた。いやいや、歩けるもんです、と心の中で答える。
         金剛頂寺上りの遍路道より、室戸岬の眺め。






 

本日最後の遍路道を上る母。

 足湯をしたり、枇杷を買ったり、ゆっくりペースで歩いてきたので、金剛頂寺には午後5時10分前に到着。先に納経所に声を掛け、読経を済ませて、御朱印をしてもらった。

 本日はここの宿坊泊。一緒に女性の歩きお遍路さんと到着した。すでにほとんどの団体、個人のお遍路さんが到着していて、6時からの夕食を待っていた。
 大きな宿坊なので広い浴槽。ゆっくり二人で入ることができた。


 夕食を待っていると、遍路小屋第1号で出会った関東の若い男性もいた。膝の靭帯を痛めて、病院を受診して歩いて来たという。「とりあえず高知市まで行けば、レンタカーでも借りて最後まで行こうかなと思っています。」とのことだった。歩き方を見ると、破行がある。お互いがんばりましょう。

 夕食は団体さん以外、個人のお遍路さんは自由席。12名ほどの個人の方が2つのテーブルに別れた。今回出会った方が皆おられた。同じテーブルには、初めて出会った女性の1人歩きの方二人と、ロッジおざきで同宿の福岡の男性と、九州の男性がおられた。

 女性二人は登山をするので、登山靴でお遍路に来たが、いずれも靴ずれがつらいらしい。関西の方は、靴ずれがひどく、一度帰宅して、出直してきたとのこと。山陰の女性は、歩き始めたが靴ずれがひどいので、交通機関を使いながら、行ける所まで行くとのことである。色々なお遍路があるんだな~。

 この宿坊には、わんわん吠えるコーギー系?のわんこがいて、かわいかった。    

2010/05/20

平成22年修行の旅 その3

平成22年5月12日(水) 天気晴れ

7:00出発 → 9:00 7.2km 東洋大師(明徳寺) → 18.6km 12:00

佛海庵  →  15:00 ロッジ尾崎
歩行距離25.4km 40,777歩

 6時の朝食には私たち2人だけ。旅行の夫婦は5時には出発したのでは、と母。サーファーカップルは8時朝食なので会うことはない。

 7時前に出発して、水床トンネルを抜ければ高知との県境。東洋町に入り、海側の道を歩く。今回のお遍路では、初日以外全て晴れ。朝起きた時は涼しく感じたけれど、歩き始めると暑くなってくる。











 東洋町甲浦(かんのうら)は列車移動ができる最後の地点で、この先は奈半利町まで列車はない。

 国道55号線は歩道がグリーンに塗装されていて、分かりやすくなっており、安心感がある。感謝。

 この辺りはトイレ休憩に困った所だが、今回は大丈夫。早め早めにトイレ休憩をとるようにして、のりきることができた。


 この日の第一目標明徳寺(東洋大師)では、門前におとなしい犬が門番のように座っていた。久しぶりのわんことの触れ合い。かわいい。ここは、善根宿のようにもなっていて、宿泊、洗濯ができるようになっている。



          高知の海岸線はずっとこんな感じ。
          時々振り返ると、よー歩いてきたなと思う。

 ここから先は、海岸線国道55号線をひたすら歩く。私は、3年前は”修行の国”と言われる高知県の、この単調な道が一番嫌いだった。

 でも今は、この道こそ確かに修行の道、とにかく歩く、なぜ歩くのか、歩くしかない、と思いをめぐらせて、結局考えても考えても答えは見つからないこと気づかされる、まさに修行の道。何を書いているか分からなくなってきたけど、とにかくこの海岸線道が私は好きなのです。











この写真を拡大すると猿らしきものが映っている!!


 昼食地点佛海庵までの道中に、法海上人堂というところがあり、少し怖いトイレだが使わせてもらう。その裏山から鳥とは違う鳴き声が聞こえてきた。

 日本猿だ、よく見ると木に上に猿が見える。警戒している声。鳴きマネをすると、再び答えて来て顔を見せる。野生の猿は危険だろうから、それ以上はかまわず歩き始めた。

         佛海庵辺りの山々

 前回も昼食休憩をとった、佐喜浜の佛海庵に到着。この辺りは静かで、のどか。きよ美旅館で一緒だった男性が、母と追いつく。男性は、腰が痛いからゆっくり休憩しながら行きます、と先に歩き始められた。
 私は右の足の裏に水泡ができていて痛く、左は膝が痛い。母も膝が痛い。二人で足のケアをして出発。

 このような道のりは最後の1~2kmが長い。佐喜浜港を通過、この日のお宿ロッジおざきまであと1kmとの看板があり、もうすぐだと歩いていも、なかなか着かなかった。

         室戸が近づいてきた。薬王寺を出発するときは81kmだった。

 ロッジおざきに到着すると、すでにお遍路の方たちが到着していて、お風呂の順番を待つ。その間、まずお疲れビールをいただき、少しうとうとしてしまった。

 階段が狭く、急で、歩き疲れ痛んだ足にはやや過酷だったけれど、お風呂は浴槽が広くて、ゆっくり足を伸ばしてつかることができた。

 お風呂を出ると、ロッジのお母さんが枇杷の実の選別をしていた。お接待で2個手渡してくれる。お母さんは室戸市吉良川町の出身で、そこは枇杷の産地とのこと。枇杷にもいくつかのブランドがあるが、黒耳(くろみ)というのが一番甘くおいしいと教えてくれた。
 食べてみると確かに甘くておいしい。枇杷は関西では高くて、特に好んで買うことがないが、これはよいお土産だと、宅配をお願いした。

 この日は3人の男性の歩き遍路の方と同宿。きよ美で一緒だった関東の方、大阪の方、福岡の方。

 福岡の方は一国区切り打ちをされていて、今回は宿毛まで。参考までに、あと二国のよいお宿を教えて欲しいとのことで、話に加わらせてもらう。だいたい、関東の男性と私たちの意見は一致し、福岡の方はメモを取っていた。

 お遍路は同じ目的を持っているので、話もはずむものだ。

2010/05/19

平成22年修行の旅 その2

平成22年5月11日(火) 

6:30 宿発 → 11:30 鯖大師 → 17:00 宍喰町 えびす泊 
歩行距離34.8km 56,890歩

 5時起床、6時朝食、7時出発。歩き遍路の基本は、こんな感じ。出発時間は可能な限り早い方が良い。第二十三番薬王寺から第二十四番最御崎寺までは75km、札所間の距離では3番目に長いので、ひたすら室戸岬を目指して歩くのだ。

 早めに出発したけれど、日和佐の道の駅で(トイレなど)準備を整えて、7時出発。ここからはほぼ国道55号線を歩く。JR牟岐線沿いを歩くので、心強い・・・。










国道55号線は色々な目印が導いてくれる。

 まずは、牟岐町までは緩いアップダウンのある山道。歩き始めるとすぐに若い女性の歩きお遍路さんと出会ったけど、この方はこの日しか見かけなかった。すたすた歩く女性だった。

 牟岐町では前回もそうだったけれど、警察署の近くにお接待所がある。前回、直前に休憩を取っていたのでスルーさせてもらったが、今回も牟岐駅で休憩を取っていたので、スルーしなければならなかった。


 予定通り鯖大師に到着したので、大福食堂で昼食にする。









国道55号線沿いの新しい遍路小屋??、と遍路小屋第1号

 この辺りから時々海辺を歩くようになる。浅川湾を通過すると、国道55号線を歩けば、遍路小屋1号(近大の建築の教授が88か所の遍路小屋をつくるプロジェクト)があると表示があったので、国道を歩く。


               浅川湾


 遍路小屋第1号で、30歳くらいの男性の歩きお遍路さんと出会う。この方は、ゴールデンウィーク前から通しで歩き始めたけれど、ゴールデンウィーク中に全く宿が取れず、一旦関東に帰り、この日から仕切り直しとのことだった。

 途中からは小雨~霧雨が降る中、私たちのお遍路では最長の35kmを歩く。宍喰町に入って初めの民宿を通り過ぎても、私たちの泊まる民宿までは1.5kmある。雨の中、海ではサーファーたちが波の中に見える。漂っているだけ。楽しいのかな・・・。

          宍喰町道の駅手前北端

 母とはペースが違うので、今回は私が母を振り返りながら歩いた。母はこの3年の間に、左膝の半月板を痛め、関節鏡の治療を受けたので、私より足は辛い状態だ。おつかれさま。

 この日のお宿えびすさんは、綺麗なお宿で、食事もおいしかった。海が近いので、新鮮な海鮮類を楽しむことができる。同宿は旅行の御夫婦2人とサーファーの男女2人で、お遍路さんはいなかった。

2010/05/18

平成22年修行の旅 その1

 平成22年5月10日(月)

 当直明けの日、母とは13:15O-CAT発徳島行きの高速バスに乗ろうと、相談していたが、意外と早く最後の業務が終了したので、1本早いので行こうと連絡を入れて、それぞれが難波へ向かう。


 母は3月の阿波の国の続きとなるが、私は・・・新しい生活への区切り?かな、色々考えず、とにかく歩きたかった。特に信仰心が人一倍強いわけではないが、無事に生活できるのも、御先祖様、家族、支えてくれている人たちのおかげを、四国を歩き唱えることで、御礼をしたいと思った。

 違う意味では、お遍路より疲れる日常から離れたい(ある意味逃避)という気持ちもある。自分がなぜ四国を歩くのか、たくさんの理由がありすぎて上手く表現できなけれど、非日常に身をおくことで、自分の中で何かが変わる思っているのか・・・。永遠のテーマかも。

              ~      ~      ~               


 母と12時過ぎに難波で合流して、12:15発の高速バスに乗ることができた。当直明けの私は、バスの中ですぐに爆睡。気付いた時には、鳴門を通過中。

 徳島駅の近くの郵便局で、職場でいただいたお祝いの品などを送り返し、JR牟岐線に乗る。ここでもほぼ爆睡。


 時々目を覚ますと、学生がたくさん乗っていて、”不便な列車(ディーゼル車)を使ってるんだなー。”などと、余計なお世話なことを考えていた。



                 薬王寺前の古いへんろ石


 17時半頃日和佐に到着。もっと早ければ薬王寺を参拝したのだけど、間に合わず。門前で写真を取り、今回の”結願寺”へ、いつかまた来ると、心の中で祈った。



 きよ美旅館は、食事が海の幸がたくさん豪華で、今回も利用させていただく。母は3月の最終日にも利用しているので、3回目である。

 本館と別館があり、お遍路は別館に宿泊。この日は、男性の1人歩きの方のみ同宿のよう。晩御飯はすれ違いとなったが、次の日の朝食の時、話をすることができた。

 70代前半関東のこの男性は、一度通しのお遍路され、今回は番外札所も巡る区切りお遍路をされているとのこと。今回は私たちと同じくこの日が出発、高知の第三十一番竹林寺まで歩かれるそうだ。年齢より10歳は若く見える方。すごい。

 とにかくこの日は睡眠を取ることに専念。早々に床についた。

           お遍路の元気の源、朝ごはん。生卵ではなく目玉焼き。

  

2010/05/17

休日終了

 あっという間に休みが終わった。

 5月10日当直明けの日に、徳島日和佐町へ出発、5日間母と四国を歩いてきた。ただいま、写真の整理中。1日予定を早めて15日に奈良に帰ってきた。四国お遍路については次回より書き込む予定。


 あわただしい休暇になった理由がもう一つあり、昨日甲子園プロ野球交流戦楽天×阪神戦のチケットを早々に取っていたので、昨日はその観戦に行ってきた。

 暑い天気の中、球場は超満員。3塁側アルプス席を取っていたが、まわりは阪神ファンばかり。日曜日の先発は田中まーくんなので、応援棒を控えめに叩き、小さな声で応援した。いつもなら、野次を飛ばす阪神ファンが必ずいるものだけど、昨日は私の周りにはいなかったので、・・・良かった。ホントのトラファンがいたら、怖いからなにもできなかったに違いない。

 試合はまーくんが失点はしたものの、要所を押さえて、楽天の勝利。休日の良いしめくくりとなった。
        我が家のガザニアの花。帰宅すると旬を終えていた。
 さて、今日から在宅看護の仕事に変わる。たくさんの出会いを楽しみに、働いていきたい。



 

2010/05/09

見切り発車?

 明日から「修行の旅」へ出発するけれど、あわただしい。無茶な計画をした自分に責任があるんだけど。

 早めに起きて、銀行、電気屋、ドラッグストアをまわり、旅に必要な物を購入。今のところ荷物の重さは7kg、いいところだ。

 今日この荷物を難波に預けて、仕事へ行く。明日、順調に宿に到着できるかは、明日にならないと分からないし、実はいまいち、お遍路に行くという実感がない。

 とにかく、そろそろ仕事へ向わなければ・・・。帰宅は16日予定。行ってきます。
 お留守番よろしく、お父さま、わんこさま。

           また歩きに行くの??好きね~。私はぼっこが一番なの。

2010/05/06

春ウォーキング

 残り2連直(2回の当直を続けてする)すれば、高知へ出発となる。

 今日母と歩きに出かけた。午前中は信貴山登山(13.5km)、午後は斑鳩の里(約10km)計23.5km。

 自分としては25km以上は練習したかったのだが、意外と短かったのにショックだった。午後歩いていて、結構足にきていたし、荷物なしで歩いていたのに・・・。
 本当に30km以上歩くことができるのだろうか。行ってしまえば、歩くしかないので、歩けるだろう。
 今日歩いていて、色々な花を見かけた。春、そして季節は夏へと変わっている。
           我が家の可憐な撫子の花

2010/05/04

我が家の木香ばら

 ゴールデンウィーク中、お天気も良く、私が仕事へ行く電車の中は、行楽地へ?行く人たちでいっぱいです。羨ましい・・・、いや私だけでなく、その行楽地で働いている人がいるんだと、言い聞かせて、自分の仕事へ向かう日々だ。

 4月は寒い日が続いていたので、我が家の家庭菜園になかなか植物が植えられなかったが、5月に入り、たくさんの野菜たちの苗が植えられた。
 毎年、私は口に入るまで、たまに水まきをするくらいだが、結構手がかかっているようだ。我が家の庭師(母)に感謝である。お散歩大臣は雑草抜き担当。

 今、庭師によって植えられたたくさんの花が咲いているけれど、その中で成長が楽しみなのが木香ばら。薄黄色の小さな花をたくさんつける。その花が柵に沿って成長し、柵を囲っていくのを楽しみにしている。


           今年2年目でこの成長。来年も楽しみ。

2010/05/03

春の日向ぼっこ

 世間はゴールデンウィークが始まり、各地で交通渋滞や行楽地で混雑が始まっている。

 私の仕事にはゴールデンウィークは関係なく、昨日の当直明けは、今の職場最遅午後3時の帰宅となった。朦朧とする意識の中で、携帯電話のアラームをしかけ、なんとか乗り過ごさないようにして自宅にたどり着く。

 こんな日は、さっとシャワーを浴びて、プシュッとビールが始まる。疲れすぎているけれど、最高の時間(*^_^*)

 そして2日分の睡眠を取り戻すべく眠りに着き、ひたすら眠る。


 今日の目覚めは、疲労があり少しだるいが、せっかくの休日なので、「えいやーっ!」と起きる。

 起きてみると、なんと良い天気。最近ずっとしてみたかった、庭の花たちの撮影会を始める。もちろんわんこも誘う。癒しの時間。

           これはよくあるポーズ、二匹でお座り。

         なつきはすぐにごろん(^_^;)


          すると、やよいもごろん。

         そして、二匹で春の日向ぼっこ(^^)さいこ。


 先日、二匹の体重測定に行って来ていた。なつき27.5kg、やよい7.9kg、どちらも健康的。心配していたなつきのフィラリアの薬は、前回28kgを越えていたので増えていたが、今回大と小にもどっていた。

2010/05/01

東横インの対応ともうすぐ修行へ

 気づけば今日から5月。昨日、一昨日と神戸で歓送会があり、今朝午前様で奈良に帰宅した。みなさん、どうもありがとうございましたm(__)m

 一昨日、尼崎の東横インに宿泊した。昔の事件の影もなく、東横インはビジネスホテルとして頑張っていると思う。三宮と尼崎のに宿泊したけど、どちらも綺麗。一昨日は禁煙シングルがとれたので、匂いもなく気持ちよかった。

 これからも利用することになるだろうと思って会員登録したが、ネットに登録したところ、ネットからの予約ができなかった。そのことを尼崎で話すと、そこのスタッフも一晩?がんばってみてくれたけど、原因が分からにという。事務局に問い合わせてみるとのことだった。
 
 さっそく返事があったようで、こちらがネットに登録したら、東横側がもう一度登録しなければならないところを、それがされていなかったらしい。電話をかけてきたスタッフは「勉強になりました。」と言っていたとのこと。
 意外と素早い対応に、感心した。


 今の職場で働くのもあと2週間となった。4回の当直をこなせば、”修行の旅”が待っている。
 1日目から、3年前のお遍路の時の、最長距離35Kmの所を歩く。何のトレーニングもせず歩くことができるだろうか・・・(-_-;)
 
 でも、今回の日程には、前回一番最初に自分が歩くことができなかった神峰寺が含まれていて、そこはどうしても歩きたい。一回くらい歩くトレーニングしておいた方が良いかな。

 ま、なるようにしかならない。