2012/03/21

歩き遍路二巡目 高知安芸~宿毛 3

平成24年3月4日(日) 雨☂

8:00 宿出発 → 9.2km 10:30 第二十九番国分寺 → 6.9km 13:00 第三十番善楽寺
→ 5.4km 15:30 ホテル土佐路・たかす(朝食付き4,300円、コインランドリー有)

歩行距離 21.7km  歩行距離 36,169歩


 歩き遍路では1日約30km前後歩きますが、始めに無理をすると、足にマメができたり、膝を痛めたりするので、前半は距離を短くしました。

 この日と5日は20kmの設定です。それと、ここから25kmから30km辺りにお宿がない、という事情があります。

 遊庵さんでは朝食もおいしく、他の宿泊の方や女将さんと色々とお話をしました。こういう交流も、お遍路での楽しみのひとつです。



 雨が降っていたので、雨具を着ての出発です。




 土佐山田の、田んぼや畑の遍路道を歩きます。こんな所にも道しるべがありました。

 この日は、この辺りの用水路の水を止め、一斉に掃除をする日とのことで、歩いているとずっと皆さん水路の掃除をされていました。





 松本大師堂です。28号遍路小屋なんですね。地元の方が、4年前に建て替えてきれいになった、と教えてくれました。





 新旧の道しるべが並んでいました。車道を4kmほど歩き、国分川を渡ると、ほどなく第二十九番国分寺に着きました。





 境内の植木が、とても丁寧に手入れされているお寺です。季節の花を楽しめる境内では、梅がきれいに咲いていました。

 5年前は4月下旬にお参りをして、その時は牡丹の花が咲いていました。牡丹の花に傘をかぶせてあげていたので、その時も雨だったのを思い出しました。





 あまり人や車と出合わない遍路道を歩きました。途中にある蒲原の遍路小屋です。

 この後高知市に入り、第三十番札所に到着しました。





 平坦な境内、本堂です。このお寺は何か、物足りません。





 恐らく、山門がないからかな、と私は思います。

 これが入口にある石柱。地面がアスファルトとコンクリートで、あまりお寺らしくなぁと、記憶に残りました。


 この札所から、この日宿泊するBH(ビジネスホテル)までは5.4km。時間にすると1時間半かかりません。

 チェックインが午後3時で、雨も降っていたので、境内で雨宿りをしていました。すると、マイクロバスのツアーの方が「歩いているのか」と声をかけてくださり、「そうです」と答えると、「お接待」とおにぎりをくださいました。

 お昼ご飯なしで歩いていて、そのおにぎりが温かかったので、すぐにいただきました。とてもありがたかったです。すると、そのツアーの方が更に、お菓子などをくださいました。

 お接待で、こんなにたくさんの食べ物をいただいたのは初めてでした。夜や、次の日のおやつにいただきました。感謝です。



 この後、関東から歩きに来ている女性の方と、雨の中、一緒に歩きました。雨の中、一人で黙々と歩くより、話をしながら歩くと、あっという間に目的地に着いてしまいます。

 途中で女性と別れて、BHにチェックインして、雨で冷えた体を温めました。体が冷えると、結構疲労してしまいます。

 あまり歩いていないのですが、早々に休みました。




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2 件のコメント:

ぺろ さんのコメント...

お遍路報告興味深々で拝見しています!
雨でも歩くのですね…。

色々な人と出会いがあって、人の優しさに触れることもできて素敵だな~と思います。
全く知らない人に声をかけてもらうことなんて日常ほとんどないですから…。
感動!ですね。

sora to umi さんのコメント...

ぺろさんへ

お遍路編も見ていただきありがとうございます! 
四国遍路は一度行くと、もう一度行きたくなる「お四国病」があるといいます。私はまさにそれなんです(>_<)
普段の日常生活では体験できない、人との出会い、人の温かさに触れ、ただただ何も考えずに歩くこと。歩くのは辛い時もありますが、それが癒しなんです。おかしな話ですが^^;