お宿でおにぎりのお接待をいただき出発、感謝。長尾寺までは、高速道路をくぐり、緩やかな坂道を上る。途中の休憩所で九州の男性と出会う。「いよいよ今日ですね。」と話す。
そこから長尾寺までは静かな住宅の中を歩く。平坦な境内の長尾寺は、現在工事中であった。
長尾寺からは県道3号線を鴨部川沿いに歩き、女体山を通る道と、それを避ける道に別れる地点にさしかかる。左に折れ、前山おへんろ交流サロンに到着した。
そこで「四国八十八ケ寺遍路大使任命書」をいただく。最近は3000人を超える人が、区切りも含めてお遍路歩いているのである。一緒に歩いてきた方たちが、無事ここを通過したのことを確かめることができた。ここで九州の男性たちと、お接待のおにぎりをいただき、女体山越えにそなえる。
山頂までの険しい上りの岩山は、結願に向かうにふさわしい道である。慎重に上っていく。上りきった後は、札所まで下りである。途中に休憩できるような場所があり、母を待つ。母は踵を痛め、この日は調子が悪かった。
寺の裏から入ることになってしまうのだが、一度山門へ行き、一礼する。最後の読経に熱が入った。私たちは、また歩くつもりで、御杖はそのまま一緒に帰ることにした。
寺の裏から入ることになってしまうのだが、一度山門へ行き、一礼する。最後の読経に熱が入った。私たちは、また歩くつもりで、御杖はそのまま一緒に帰ることにした。
夕食は九州の男性や、顔見知りのお遍路さんたちと宴会だった。お遍路中お酒を断ち、久しぶりに飲まれた方、高野山で修行中の僧侶の方、なんと3月3日から2巡した方もいた。人それぞれのお遍路が終わったのである。
女体山越えへ 一歩一歩慎重に
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