平成19年5月17日(木) 天候晴れ 歩行距離28.4km 御久田屋泊
今更ながら、このお遍路記は2年前のものである。
結願を迎えた次の日、私たちはお遍路を円にするために、第十番切幡寺を目指すことにしていた。九州の男性たち同宿の方は、コミュニティバスを使い、志度へ戻る方が多かった。
同宿の方、お宿の方にお礼を言い、出発。5km程で香川と徳島の県境を越え、阿波市に入る。日関谷川沿いの道を歩き、私はもう交通機関を使いたくなっていた。この道はバスが通っているが、バス停に到着しても、1時間に1本も走っていないようで、バス停で休憩して、とにかく切幡寺までは歩くことにした。
徳島自動車道を越えると、懐かしい?風景が広がっている。切幡寺と藤井寺へ向かう四つ角に到着、切幡寺へ一礼をする。とにかく帰って来たのである。
この日の昼食は、旅館八幡で予定していたので訪れてみたが、定休日だった。少し思案して、出発しようとすると、お店の方が戻って来られて、声を掛けてくださった。2日目の4月4日に宿泊し、四国を1周してきたことを話すと、店の中に入れてくださった。「何もなくて申し訳ありませんが、お接待です。」と、おにぎりを作ってくださった。こんな縁がたくさんあったように思う。たくさんの方、出会いに、本当に感謝である。
この日のお宿は素泊まりで、天然温泉御所の郷へ送迎してくれる。私たちは先に温泉へ行き、宿へ連絡を入れて、ゆっくり温泉に入る。夕食後に迎えに来てくれて、宿に入る。
このお宿は、一緒に歩いていた人たちから噂を聞いていて、楽しみにしていた。まだ新しく、四国遍路が好きなご主人が経営されているようだ。これからお遍路へ出発する20代の女性の方が、ご主人や母にお遍路のことを教えてもらっていた。がんばって!
0 件のコメント:
コメントを投稿