2012/04/18

四国お遍路宿 遊庵さん


(昨日この記事を投稿した時、お宿の名前を友庵と間違って記載していました。正しくは「遊庵」さんです。失礼いたしました。)



 今日は久しぶりに、四国お遍路宿編です。

 お遍路での楽しみの一つに、ほっとするお宿に泊まったり、そこでのご主人や女将さん、他のお遍路さんたちとの出会いがあります。

 この時代、ネットで調べれば、お宿の評判や値段、施設のきれいさなど、なんでも分かります。私もネットで見て、参考にすることもあります。

 でも、人の評価なので、実際に泊まってみないと分かりません。他のお遍路さんが「あの民宿はいまいちだった」というお宿も、自分は「あそこ好きやけどな~」ということもあります。
 評判通り「大変なお宿」も実際にあるようですが・・・(私はびっくりするほど困ったお宿に泊まったことはありません)。


 お遍路宿の中には、後継ぎがおらず辞めてしまわれる所もあれば、新しくお宿を始められるところもあります。

 遊庵さんは60歳代のご夫婦がされてる、比較的新しいお宿です。mixiのコミュニティで知り、今年3月3日に宿泊しました。



 遊庵さんは高知県香南市、第二十八番大日寺を下りて右(北)へ、歩いて5分くらいの所にあります。



 普通の民家をお宿にされています。黄色い壁と、赤い幕が目印です。





 私が宿泊したお部屋。洋室ですが畳を敷いて、くつろげるようにしてあります。

 全室ベッドだそうです。その方が掃除をしやすいとか。歩き遍路にはありがたいことです。しかも、ビジネスホテルのようにスプリングが気にならず、安眠できました。







 夕食です。遍路宿では、てんぷら、お刺身、煮物が定番となりがちなのですが、あえてそれを出さないそうです。
この日のメインはメンチカツでした。食材も豊富で、右下の小鉢は菜の花の味噌あえ、季節のものも取り入れてありました。とてもおいしかったです。


 この日は、私の他に愛媛で遍路宿をされているご夫婦と、北海道からの男性の歩きお遍路さん1人の4名でした。

 男性の歩きの方は初めてのお遍路で、一度帰ってまた来ると遠くて大変だから、通しで歩かれるとのことでした。

 遍路宿をされているご夫婦には、28番札所をお参りした時にお会いしていました。ティッシュとお菓子のお接待をいただき、ティッシュの中にお宿のカードが入っていました。

 愛媛県久万高原町の三坂峠の手前で、「桃李庵」という遍路宿されています。

 「桃李庵」のことは、お気に入りブログ「さかぶた日録」のきのさんが3年前に宿泊されていて、知っていました。なので、今度歩く時は泊まりたいな~、と思っていたお宿でした。こういう偶然の出会いが、実はどこかでつながっていて、またお遍路へ行ってしまう理由の一つです。

遊庵さんはご夫婦でされていて、物静かなご主人と、品のある優しそうな奥さんです。ご主人は食堂に出てこられることは、ほとんどなかったのですが、奥さまと宿泊客とでお遍路話に花が咲きました。

 奥さんは「まさかこの歳でこんなこと(遍路宿)をするとは思っていなかった」そうです。でも、楽しそうなんです。表情や話し方が・・・。

 色々ご苦労もあるのでしょうが、ぜひ続けて欲しいお宿です。

 歩き遍路さんが主体のお宿です。1泊2食付5800円、お洗濯をしてくださいました。



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2 件のコメント:

すず・りんのお母ちゃん さんのコメント...

沢山、時間があって余裕があって
せっせこしないで巡れたら何か気持ちが変わる様な気がする。
お母ちゃんにもそんな日が来るといいなぁ。
何でもいいから人生のご褒美的な時間を過ごしたいなぁ。

よしっ。とりあえずは娘の学費あと7年。
その後3年働いて・・・うっ10年後かぁ?
楽しみを抱いて頑張らなきゃ!!だよね。

sora to umi さんのコメント...

すず・りんのお母ちゃんさんへ

ありがとうございます。
お遍路を歩くことができるのは、とても贅沢なことなんです。
歩くことのできる健康と、時間と、費用、
+家族の理解がないとできないです。

確かに巡っていると、気持ちが変わります。
変わりたいから歩きに行ってみます。

私は、これからは真面目に?働こうと
思っていますので、長く歩くことは
できなくなるかな(>_<)

「人生のご褒美」いいですね!
家族のために働くのも、素晴らしいことですよ。
仕事も楽しみの目的を持って、がんばりましょ!