2010/06/04

平成22年修行の旅 後記


 気づけば6月に入っていた。高知区切り遍路のブログは、毎日更新できなかった。

 言い訳だけど、このお遍路の後、すぐに次の職場で働き始めた。1週間仕事から離れていたこと、今までの仕事とは(職種は変わらないが)全く対象が変わったことで、結構ストレスが生じていた。 一日働くことで精一杯、ブログは週末にしようと思ってしまった。


 結局歩行距離126.7km、参拝札所は4か寺。その中で、山や海を見ながら歩くことで、自然が気持ちを豊かにしてくれて、たくさんの人との出会いに感謝することができた。またがんばろう、と思った。

 今回のお遍路では、短かったけれど、たくさんの出会いがあった。

 出会い順に、一度八十八か所を通しで歩き、今回は番外も含め、区切り打ちをされているきよ美旅館で一緒になった関東の男性、一度ゴールデンウィーク前から歩き始めたけど、GW中に宿が全くとれなくて、一旦地元に帰り、再度歩き始めた30代の男性、仕事を退職し、お遍路一国巡りをされている福岡の男性、関西から来た白装束の男性、関西と山陰の1人歩きの女性、
などなど、正味4日しか歩いていなけれど、同時にこれだけの方が四国を歩いているのである。全体ではどのくらいになるのだろう・・・。

 お遍路さんだけでなく、お宿の方たちともたくさん出会った。お遍路宿では、ほっとして、さあ次の日もがんばろう、という気持ちになりたい。今回はそんなお宿に出会えたのでないだろうか。


          道の駅大山にて。このずっと先を歩くのはいつのことか。

 私は次回、いつお遍路できるかは分からない。母に便乗して、少し区切るくらいだろう。それでも、日常生活から離れて、ただひたすら歩き、札所で勤行をすることで、日常生活の所謂煩悩を少しでも取り除けると、信じている。

 今年は母が無事結願できるよう、祈るしかない。

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