2009/04/20

歩き四国遍路 20日目

平成19年4月22日(日) 天候曇り時々雨 第三十八番 歩行距離24.2km 民宿足摺八扇泊

 金剛福寺打ち返りをすると40kmあるため、計画の段階で断念。この日は女将さんのおすすめで、足摺岬の西側を通り、灯台と鳥居を見るルートを歩くことにした。

 大岐海岸への道しるべを見落とし、町の中を歩き、土佐清水の町へ出る。日曜であり、足摺黒潮市場は結構な人である。荷物を増やすことができないので、ほぼ素通りし、遍路道へ入る。
 女将さんお勧めの岬展望台に到着。あいにくのお天気で、風が強く、雨もぱらついていたが、それが一層太平洋の荒波となっていた。そんな天気の中、お宿のお接待のおにぎりを頂く。感謝。

 県道を歩いていると、反対方向から、福山の男性と宮城の女性が歩いて来る。もちろん打ち返りで、来た道を戻りたくないから、帰りは反対の道を歩いているとのことである。これで完全に1日の差がつくので、もう会うことはないだろう。お互いの無事を願い、別れる。

 金剛福寺では、歩き遍路へお守りのお接待ある。感謝。参拝の後、足摺岬から太平洋の荒々しい海を眺め、ここまでほぼ歩いて来ることができたことに感動した。


金剛福寺境内の亀                   足摺岬からの荒々しい太平洋       

歩き四国遍路 19日目

平成19年4月21日(土) 天候晴れのち曇り 歩行距離31km 民宿久百々泊

 民宿の名の通り、日の出が綺麗とのことだが、あいにくの曇り空で朝日は拝めず。宿を出発して歩いていると、民宿S荘から顔見知りのお遍路さん4人が出てきた。うち一人は宮城の女性である。その宿は、外から見てもカーテンが破れているのが見える。外見通りのお宿だったようで、その話で盛り上がった。
 
 四万十川のたもとのコンビニでは、土曜ということもあり、お遍路さんを含め、たくさんの人がいる。四万十川は、2年前まで(今からでいうと4年前)は渡し船で渡っていたが、今は車と同じ四万十大橋を渡る。広く大きな流れに感動しながら渡る。
 目標にしていたうどん屋さんに到着すると、横浜の男性が昼食をとっていたので、ご一緒する。そこでは、たまに食事に来るという男性が、私たち4人分を”お接待”で支払ってくださった。感謝。以前お遍路を歩かれたことがあるとのことであった。

 真念庵で横浜の男性と再開、一緒に出発したが、私たちよりもあと3km長く歩かれるために、先へ行かれた。この次の日から、私たちは第三十八番で1泊し、他の方は1日で打ち返りをされるため、1日の差ができてしまうのである。
 久百々さんは、元気のよい女将さんが印象的なお宿である。10名近くの方が宿泊されていて、食事中に、打ち返りの方たちが戻って来られた。

つつじが満開                        高知ではこんな道しるべも









お宿からの太平洋

歩き四国遍路 18日目

平成19年4月20日(金) 天候晴れ 歩行距離31km 民宿日の出泊

 第三十七番岩本寺から第三十八番金剛福寺までは四国遍路最長95kmある。高知では参拝のない日が珍しくない。修行の道場たる所以である。

 岩本寺本堂の天井(写真)をもう一度見て、出発。この日も国道56号線を歩き始め、市野瀬遍路道に入る。ここは結構急な所もあり、一昨日の雨のため、所々ぬかるんでいて、私は転んでしまった。難所である。
 山間の国道を延々と歩いていると、佐賀温泉に到着。この温泉は歴史があり、まだ開店しいなかったが、風呂に入っていくというお遍路さんまでいた。

                        土佐佐賀の遍路道を歩いていると、熊井隧道(写真)を通る。これは一見の価値あり。そして、昼食ができるところを探して歩いていると、ある喫茶店から顔見知りのお遍路さんたちが呼んでいる。私達もご一緒させてもらった。男性一人でされているこのお店は、なかなかの”ランチ”だった。食事をしていると、横浜の男性が通りかかり、呼び込む。ここまで、これだけ通し歩きの方が一緒に歩いているのは珍しいだろう。

 この町を抜けると、海岸線に出る。途中、お接待所でお茶とお菓子を御馳走になり、宿に入った。民宿ながら、設備やお部屋はなかなか綺麗だった。この日は、千葉の男性と晩酌をさせていただいた。

歩き四国遍路 17日目

平成19年4月19日(木) 天候晴れ 第三十七番 歩行距離30km まるか旅館泊

 前日の雨のため、旅館の方より焼坂峠は避けた方がよいとのアドバイスがあり、国道56号線を歩き始まる。みんな同じ時間に出発したのだが、お遍路さんたちが一列に歩く姿は、”巡礼”そのものである。

 土佐久礼に差し掛かり、そえみみず遍路道と、大坂遍路道に分かれる。現在高速道路建設のため、そえみみず遍路道は通行できないらしい。母曰く、そえみみずの方が眺めが素晴らしいとのことだが、選択の余地なく大坂遍路道への道を進む。
 大坂谷川沿いを歩くルートは、気持ちよく歩くことができる。ただ、途中で高速道路建設のため、山が無残にも削り取られていたり、大型トラックが行き来していた。次に歩きに来る時は、随分変わってしまっているのかな、と思った。
 
 この遍路道は、最後に1kmの七子峠を上る難所がある。でも、ここを上りきったあと、峠から歩いてきた道を見下ろすと感動する(写真)。峠では10人ほどのお遍路さんたちが休憩していた。一人宮城の女性の方は、ずっと国道を歩いてきたとのこと、すごい。
 岩本寺門前には旅館がいくつかあり、旅館組と宿坊組に分かれる。私たちは旅館に向かう途中、2回目の荷物の送り返しをして、宿に入る。広い旅館だが、宿泊客は私たち以外に車のお遍路さん1人。でも次の日の朝食の準備は、10人分くらいしてあり、へんなかんじだった。


高速道路建設中                       岩本寺参道

2009/04/19

歩き四国遍路 16日目

平成19年4月18日(水) 天候雨 歩行距離30km 岬旅館泊

 この日は雨、出発から雨具の装着である。私たちは足のことを考えて、宇佐大橋(写真)のたもとまでタクシーを使う。とりあえず、札所までは歩いているので、よしとする。

 ここからは、浦ノ内湾を囲むように、県道23号線と47号線を通るルートがある。今回私たちは23号線を通った。何もない海岸を歩き、途中民宿を兼ねたコンビニで休憩買い物をする。そこからも、県道23と314号線に分かれるが、23号線を進む。47号線が合流し、途中に遍路小屋がある。そこで昼食にする。そこは、トイレも利用できるようになっている。

 須崎市の通る時、地図上の遍路道は通行できず、街中を歩く。番外5番大善寺の前を通り、道の駅かわうその里すさきに立ち寄る。この日歩行距離は長いが、アップダウンがないため、意外と歩くことができていた。
 この日も、顔見知りのお遍路さんたちと同宿。初めて同宿になった東北の高校生?が、この日でいったん遍路を終え帰るとのことで、話が盛り上がっていた。

歩き四国遍路 15日目

平成19年4月17日(火) 天候晴れ 第三十四番~第三十六番 歩行距離30km 国民宿舎土佐泊

 種間寺まで、他の同宿の方たちとほぼ同じペースで歩く。通学途中の小学生が「お遍路さんがんばってください。」と声をかけてくれる。お遍路中、学生さんたちが自ら挨拶をしてくれることが、よくあった。良い風習だと思うし、心強い。

 遍路中、いろんな道しるべがあり、それも楽しく、頼りになる。

 種間寺は道沿いにあるが、山門がなく、一見わかりにくい。次の清滝寺までは、仁淀川を渡り、土佐市内を通る。引き返すような形で、市内を通り、県道39号線を青龍寺へ向かう。

 途中ちょうどいい所に休憩所があり、そこで車道と山道の遍路道に分かれる。休憩所で横浜の男性と宮城の女性と出会う。先に行ったお遍路さんたちは、山道へ行ったとのこと。私たちは無理せず、車道を歩く。
 海岸沿いに出ると、宇佐大橋が見えてくる。この日は歩行距離が長く、このころになると私の足は、重く痛く、遅くなっている。宇佐大橋のたもとで、足のケアを行い、出発。この橋は私も含め高所恐怖症の人には、恐怖だと思う。

 青龍寺からお宿までは急な登り道となるため、私たちは無理せず、宿のマイクロバスを利用する。歩く者は荷物をバスに乗せて、上って行った。
 国民宿舎土佐からは、室戸岬から足摺岬までを見渡せるロケーションにある。特に夜の露天風呂からは、歩いてきた道を点々と灯された明かりで、見ることができて、感動した。この日も、顔見知りの同宿の方が複数で、盛り上がった。
清瀧寺境内                         青龍寺石段

歩き四国遍路 14日目

平成19年4月16日(月) 天候雨時々曇り 第三十一番~第三十三番  歩行距離16.8km  高知屋泊

 この日は朝から雨で、雨具を着ての遍路となる。雨具は着ると暑く、脱ぐと寒く、体力を消耗する。
 第三十一番竹林寺は、歩いて行くと、牧野植物園の中を通る。雨の中つつじなどの花が綺麗だった。竹林寺(写真)は紅葉の美しい五台山にあり、境内もそんな趣きである。秋にも訪れたいところである。

 次の禅師峰寺の境内からは、土佐湾を見下ろすことができる。禅師峰寺から雪渓寺までは、静かな街中を歩く。あまりお店がなく、喫茶店で昼食をとる。
 天気が良ければ、桂浜の方を回るつもりだったけど、天気が悪く、浦戸湾をフェリーで渡ることにする。しかしフェリーは出た後で、1時間待つことになった。
 
 この日のお宿は雪渓寺門前にあり、、建て直しをされた、とても奇麗なお宿である。女将さんと娘さんたちが、本当に心温かいもてなしをしてくださった。お洗濯をお接待していただき(アイロンつき!)、感謝である。顔見知りの方も含めて10数名が同宿で、賑やかな夕食だった。

牧野植物園                       国が変われば道しるべも変わる

種崎フェリー乗り場                   禅師峰寺境内