2009/05/10

歩き四国遍路 42日目 

平成19年5月14日(月) 天候晴れ 第八十一番~第八十三番 
歩行距離母28.5km 私18km BHイーストパーク栗林泊

 朝、女将さんから遍路道の説明があり、歩き始める。目の前には五色台の山が聳えている。中腹の休憩小屋で、最近よく出会う男性のお遍路さんが休憩していた。
 そこから更に上り、車道に出ると、白峯寺への道を歩く。山道のこれぞ遍路道、という感じの道である。

 根香寺までも、山道の遍路道で気持ちよく歩くことができる。根香寺(写真)は紅葉が綺麗なお寺だが、この季節は緑が美しい。

 そこからの遍路道は車道を含む下りで、膝にダメージがくる。5kmの下りを2時間かかってしまったので、歩けないと判断。私はJR予讃線を使い一旦高松市へ出て、琴平電鉄で一宮寺へ向かう。6km歩いてきた母とほぼ同時に札所に到着した。そこからもBHまでは5km歩くため、私は電車を利用した。
 夕食は近くのファミレスで済ませ、明日の朝はマックである。



五色台から下り                        一宮寺山門

歩き四国遍路 41日目

5月13日(日) 天候曇り後晴れ 第七十六番~第八十番 歩行距離26.7km 
門前えびすや旅館泊

 この時期讃岐平野では、黄金の小麦畑を見ることができる。これがおいしい讃岐うどんになるんだろうな、と思いながら歩く。金倉寺(写真)、道隆寺まではそんな道を歩き、その後丸亀市内を歩く。

 市内できっと讃岐うどんの店があるだろうと歩いていると、11時前なのに、結構お客さんの入ったお店をみつけ、小腹を満たそうと、入ってみる。とても美味しく、結構量があったので、これが早めの昼食となった。

 郷照寺にはとてもおとなしい老犬がいて、癒される。高照院までは坂出市の商店街の町中を歩き、八十場の水に到着。ところてんを食べる。
 高照院から綾川を渡った所にあるコンビニで、休憩をするために立ち寄ると、高知の久百々で同宿となった、逆打ちの男性と出会ったのである。挨拶をしただけだったけれど、私はこの出会いに感動した。

 第八十番国分寺は昔の礎石が残っている境内で、落ち着いた気持ちになることができる。でも「あーあと8こか・・・。」と、少し寂しくなった。
 この日のお宿は、女将さんが丁寧なおもてなしをしてくださる、落ち着くお宿である。感謝。宿帳を見せてくださり、前日に横浜の男性、9日に高知の間一緒に歩いていた千葉の男性が宿泊していた。この日は宮城の女性から、昨日無事結願した、とのメールが入った。みんな確実に歩いている。



国分寺境内                       郷照寺山門

歩き四国遍路 40日目

平成19年5月12日(土) 天候晴れ 第七十番~第七十五番 歩行距離23.7km 善通寺グランドホテル泊

 本山寺までは順調に歩くことができたが、弥谷寺までの国道11号線では、昨日の下りのダメージが大きく、母から遅れて歩く。朝から遅れると、昼も遅れるので、私だけJR予讃線高瀬駅から三野駅まで電車を使うことにした。国道から駅まで700mくらい、結構歩くのだが。
 三野駅からタクシーに乗り、弥谷寺に到着したとき、駅のタクシー乗り場に御杖を忘れてきたことに気づく。引き返してもらい、無事御杖を手にして、再び寺へ。

 歩いてくる母を30分ほど待ち、俳句茶屋で昼食をとる。すると、茶屋の方が荷物を置いて行っていい、という。感謝。「いやいや上る弥谷寺」と言われ、下から上の本堂まで合計540段の階段を登らなければならないので、助かる。一番上の狭い本堂の境内で、団体さんに交じり参拝する。

 そこからは札所間の距離が短いので、気を紛らわして歩くことができる。曼荼羅寺、出釈迦寺はすぐ近くにあり、甲山寺も2.2kmほど。歩いているとお遍路さんを乗せた大型観光バスに追い越される。

 そして弘法大師出生の地、善通寺に到着。ここはさすがに、お遍路さんに限らず参拝客が多い。そして東院と西院のある境内は広く、壮大である。四国遍路結願に向けて、祈願した。

五重塔が象徴的な本山寺境内             弥谷寺山門


出釈迦寺参道 後方に我拝師山            善通寺境内

歩き四国遍路 39日目

平成19年5月11日(金) 天候曇り後晴れ 第六十六番~第六十九番
歩行距離24km 晩翠旅館泊

 朝食の時ご主人から、四国遍路最高峰の雲辺寺までの、道の説明があった。また来るのでお宿を続けていてください、とお願いして別れる。

 高速道路をくぐると、一気に上りになる。途中から車道に出るが、さすがに標高927mに上るとなると、きつい。でも、札所に到着した時はさすがに感動した。雲辺寺の境内は広く、結構歩く。車のお遍路はロープウェイを使ううため、ロープウェイ乗り場からお遍路さんが下りてくる。

 下りは1kmほど尾根伝いを歩くと、香川県に入りそこからは下り(写真)である。この下りは私の膝に大きなダメージを与えた。厳密には、松山の三坂峠からであるが。この道沿いには休憩する所がなく、公民館のような軒下を借りて休憩する。九州の男性以外にお遍路さんと会うことはなかった。

 大興寺では先に九州の男性が参拝を済ませていた。納経所でバナナのお接待をいただき、静かなたたずまいの境内で休憩をとる。感謝。
 次の札所までは平坦な道だったが、とても長く感じた。でも雲辺寺山を眺めながら歩くので、改めて歩いてきた行程に感動することができる。

 この日のお宿に荷物をおかせてもらい、神恵院、観音寺へ巡拝に行く。ここは境内に2ケ寺あるので、得した気分になる。でも神恵院の本堂はコンクリート作りで、少しがっかり。
 観音寺は旅館やホテルが多く、この日は旅館で、広く綺麗でした。
 
雲辺寺大師堂                       雲辺寺の五百羅漢
大興寺山門                         コンクリート作りの神恵院本堂

2009/05/09

歩き四国遍路 38日目

平成19年5月10日(木) 天候雨後曇り 歩行距離18.3km 民宿岡田泊

 雨具を着て出発。戸川公園では、野宿の方が出発の準備をしていた。自転車の方、犬を連れた方、いろんなお遍路がある。
 そこから三角寺までは3kmもないので、9時には菩提の国伊予最後の札所に到着した。73段の急な石段(写真)を登り切り、旅の無事を祈った。

 三角寺からは下りで、番外十四番札所常福寺(椿堂)を目指す。椿堂で九州の男性らと休憩をとり出発。国道192号線を歩く。
 愛媛県と徳島県との県境では、3つの遍路道がある。私たちはお宿の関係で、境目峠を越えるルートを歩く。県境を越え、一日だけ徳島県に入ることになるのだ。

 この日のお宿は、一気に雲辺寺を越えることができないお遍路にとっては、欠かせない所にある。この日もいっぱいで、何人かのお遍路さんは、岡田さんの紹介で民宿白地荘から迎えにきてもらっていた。

 ここのご主人は、エプロンをかけ、食事中給仕をして、話をしてくださる。以前利用した母を覚えていてくれた。また、前日に横浜の男性が宿泊しており、よろしく言っていたと伝言をもらった。やはり追いつけない。
 でも同行二人、最後まで歩けそうである。

古い県境の石碑 徳島に入った。           番外霊場十四番常福寺(椿堂)

歩き四国遍路 37日目

平成19年5月9日(水) 天候晴れ 歩行距離16km 旅館大成荘泊

 距離的に今日、明日を1日で歩くことは可能だが、計画の段階で三角寺の山越え、二人の膝のこともあり、短く設定した。
 番外十二番延命時(写真)への遍路道を歩いていると、道沿いの家から出てきた女性から「お接待です。」と、飴を2袋をいただく。感謝。

 昼ごろには四国中央市(旧伊予三島市)市街地に到着。ファミレスで昼食をとる。お宿の近くまで来ているが、時間があるのでタクシーに乗り、運転手さんに温泉へ連れて行ってくださいとお願いする。運転手さんから、案の定「この時間なら三角寺まで行けるだろう。」と言われてしまった。

 湯の華温泉というところへ連れて行ってくれた。そこは、600円だが塩サウナもあり、ゆっくりすことができた。同じタクシーの運転手さんに迎えに来てもらい、伊予三島駅まで戻り、お宿へ。

 この日のお宿は、建設現場の労働者が宿泊していて、お遍路さんを断っているとのことだったが、以前両親が利用して、母のことを覚えてくださっていて、宿泊することができた。感謝。そして九州の男性と同宿だった。お遍路は私たち3人で、他10名程は工事現場の方だった。

歩き四国遍路 36日目

平成19年5月8日(火) 天候晴れ 第六十三番~第六十四番 歩行距離27.7km 旅館五葉松食堂泊

 吉祥寺、前神寺を打つと、次は第六十五番三角寺なので、この日は歩くのみである。国道を避け静かな遍路道を歩く。前神寺の近くで、本当のお寺の山門はここだと、教えてくれた地元の女性から、500円のお接待をいただく。感謝。

 国道を避け静かな遍路道を歩き、武丈公園で九州の男性と一緒に休憩を取る。この日はとても暑く、こまめな休憩が必要である。

 途中から国道11号線を歩くが、歩道のない所もあり少々危険。国道沿いにあるお宿に到着。普通の家屋、普通のお部屋であるが、綺麗な女将さんが迎えてくれる。宿帳を見せてくださり、前日あの横浜の男性が宿泊したことが分かった。1日遅れ、追いつけない。この日は、他の宿を予約していた九州の男性が、この宿に予約をし直して、3人の宿泊であった。

吉祥寺山門                       前神寺境内 
安心の道しるべ                 地元の方が教えてくれた、前神寺旧山門跡